ドイツ(ポップ)音楽への道

The CardigansやRilo Kileyといった女性ボーカルのバンドには何か惹かれるものがあります。印象強くカリスマ性に溢れるフロントウーマンにガッチリと脇を固め、ボーカルを支える男性バンド陣。魅力的な女性ボーカルと才能のある作曲者、(残念ながら陰に隠れがちな)バッキングのバンドといった組み合わせは前述のバンドのように定番になっていますよね。やはり男性ボーカルのグループが目立っているロックシーンでは女性ボーカルのバンドは何か違う魅力があります。繊細かつ力強い声と歌詞、一度聴いたら忘れられないメロディー、そして可愛いボーカルの女の子と来るとこういったバンドを見落とせないのは当然でしょう。

ドイツ・ケルン出身のバンドKlee は上記の例に漏れない女性ボーカルのバンドです。もちろんボーカルのSuzie Kerstgensは声・容姿ともにバッチリで男性の楽器隊がその繊細なボーカルを踊れるエレクトロの要素の入ったスタイルでバックアップしています。骨太の
ロックという感じではなく個人的には彼らの音楽は近年のNew Order にとても近いと思うので、New Orderの音楽に女性ボーカルが載せられたもの言えばわかり易いかもしれません。ただ80年代のものとはだいぶ違うのであしからず。確かにNew Orderのようにシンセサイザーの電子音とキックが強調されたダンスロックの曲もあるのですが、これらはどちらかと言うとありふれた感があって、静かめの優しくシンプルな曲の方がKleeの真骨頂だと思います。無機質なドラムパターンにデリケートなボーカル、静かで包み込むようなシンセサイザーの音、そして輝くようなメロディーの組み合わせは素晴らしいです。これらの曲調はWaiting for sirens‘ call期のNew Orderに凄く通じるものがあると感じます。哀愁漂う、ノスタルジック、情緒的なというのがここでのキーワードです。90s、00sの静かめの哀愁的なロックが好きだという方にはお勧めで、もちろんNew Order好きの方にはその女性版としてすぐに気に入ってもらえるでしょう。そして単純にダンスロックが好きだという人にもお勧めです。(実際にはそういった曲調の方が多いかも。)最後に余談ですが2009年にKleeは何と中国でのツアーを行ったそうです。ドイツのポップ音楽は中国でも人気を得ているという事でしょうか?

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