私、俺、僕、わし、あたし、うち…全部 "I"

[English]

日本でも洋画は大人気で、多くの人が公開初日に映画館に列を作って並んでいます。字幕版だと日本語字幕が画面の下に表示されるのですが、字数が限られているためせりふを短い文に収めるのはとても大変です。セリフ1秒に対して3―4文字らしいです。一画面に表示できる字幕の文字数は20文字前後が基本らしいです。字幕翻訳家の方々を本気で尊敬します。英語が日本語になるとき、当然直訳ではなく分りやすいように少し内容が変わることもあります。例えば、

„I”の訳され方。英語では一人称はIしかないのですが日本語では様々な言い方があります。例えばライオンキングでは英語では同じIが使われているのに日本語を見るとシンバのせりふは「僕」と訳されており、シンバの父ムファサのせりふでは「私」となっています。ハリーポッターにもこのような例 はあります。 ダンブルドアのIはすべて「わし」と訳されていますし、ハグリッドのIは「おれ」になっています。

そのほかにも状況によって訳が原文とは多少違うものになることもあります。
ターミネーターの有名なせりふ、「Hasta la vista, baby」(スペイン語で、さようならのような別れのあいさつ)は日本語では状況を考慮して「地獄で会おうぜ、baby」となっています。不思議なことですがターミネーターのスペイン語バージョンではなぜか 「sayonara, baby」と日本語が使われています!

そのほかにも分りやすいように意訳が用いられているものが多くあります。

タイタニックのクライマックス、船が沈んだ後、筏の上でローズは「I’ll never let it go 」と言っています。これには意訳が使われ、日本語では「決してあきらめないわ」となっています。また違う場面で「Three years I thought of nothing except Taitanic」というものがあります。直訳すると「3年間、私はタイタニックのこと以外何も考えなかった」となりますが、日本語字幕では「3年間、私の頭はタイタニックでいっぱいだった」となっています。このほうが断然分りやすく、字幕ではなく映像に割く時間を多くできますよね!

1秒を4文字に収める翻訳の技術。難しさが目に浮かびます!

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